マシュー・バニーとビョークと金沢21世紀美術館

tetsuomi2005-05-23

7月2日から金沢21世紀美術館で「マシュー・バーニー:拘束のドローイング展 」が開かれる。友人と行くつもりなんだ。本当交通費がいくらあっても足りない。

金沢21世紀美術館といえば耳にタコができるほど持てはやされてる素晴らしい美術館。
なんか「日本の新しい形の美術館」の象徴みたいになってて正直ウザイ。
来月中には入館者数90万人らしいしこういう記事を見ると自分はひねくれ者気持ちが出てきて邪魔をして応援したくなくなってくる。
ただ、その捻くれ者の気持ちさえをむりやり消してしまうほどマシューバニーの展覧会には行きたい。
やっぱり”観に行きたい”とふるいたたせる展覧会をやる美術館はやっぱり良い美術館なんだろう。
やってることも、施設、実績も全てがやっぱりカッコイイ。悔しい。ズルイ。スゴイ。

マシューバニーといえばビョークの恋人。二人の子供も出来るらしい。クレマスターの辺りでBTを通して知った。
「21世紀現代美術を代表する」は良い意味でも悪い意味でもそうだと思う。
身体に制限を与えながらドローイングするその名も「拘束のドローイング」の新作9は映画中心に彫刻・インスタレーション・写真等を使って
日本の文化をテーマに形成させている。ロケ地も日本だ。
人にため息をつかせて、目を凝らして写真に顔を近づけさせる写真。 だからマシューバニーは写真という素材を思いっきり進化させてると思う。
それに物理的な制限を中で作っている写真なのに何故か無限を感じさせる質感もやっぱりスゲェと思う。。
気になったのは今回の新作写真が少し日本の現代写真っぽくなっているという事。

まぁこの人の作品は何だかんだ説明するよりも、印刷物を眺めるよりも、実際に実物を見に行かないといけないとおもう。
それが良い流れなのか悪い流れなのかはわからない。

21世紀の新しい風をあらわす器と素材で良い展覧会になる事を期待しているつもりです。
何だかんだ文句言いながらも金沢21世紀美術館も応援しています。なんつって。



マシュー・バーニー:拘束のドローイング展」のプレスリリースPDF
絶対に読むべき。というか分かりやすい解説と画像も豊富でいい。
http://www.kanazawa21.jp/ja/12press/pdf/050516.pdf

金沢21世紀美術館と展覧会スケジュール
http://www.kanazawa21.jp/ja/index.html
http://www.kanazawa21.jp/ja/03news/17scheduleweb.jpg

金沢21世紀美術館、入館90万人突破 来月中に100万人か 当初の予測上回る
http://www.hokkoku.co.jp/_today/E20050516002.htm
金沢21世紀美術館、90万人目前 グッズ販売も好調   
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20050509002.htm
ミュージアムショップの進化というのもすごいよね。本当に。
ゲント、ナンシーから学芸員を招聘 金沢21世紀美術館 共同企画展も計画
http://www.hokkoku.co.jp/_today/H20050504001.htm

クレマスターのサイト
http://www.cremaster.net/

被写体に多く登場するビョークは最近マシューバニーとの女の子が出来たと聞いたけど本当なのかな。
http://blog.livedoor.jp/sitka/archives/cat_1019113.html
http://venusflytrapp.com/news/news-archive-5-2002.shtml